誰にでも通信を。
瞬時、というのが、重要な言葉である。と同時に、だれでも、というのも、重要な言葉になる。
それまでの通信機器は、遠くへ、というのが重要だった。その結果、世界中で、自分の想いや経験した出来事を伝えられるようになった。が、そこには時間差が生じる。
モールス信号を使った無線通信機器は悪瞬時に、それを伝えることができる。が、それを誰もが使いこなせる訳では無い。熟練する必要がある。
そこで、その仲間に存在していたのが、電話だ。熟練した人間が居る中継地までは、瞬時に信号が伝わる。
その伝わった信号を、我々が普段使う言葉に直して伝える。その中継地は、我々の身近にあれば、ほぼ瞬時に近い時間で、信号が世界中に伝わる。
が、そうは言っても、そんなにたくさんの中継地を作るわけにはいかない。
そこで、無線でなく、回線が必要になるが、電話という通信機器が注目を集める。
初め、電話は世界中をつないでみた訳ではない。回線というシステムが必要なので、ある範囲でしか信号を伝えることができない。
しかし、だんだんと回線がつながっていけば、瞬時に、誰もが、どこにでも、自分の想いや経験した出来事を伝えられるようになる。
瞬時に、と、誰もが、という方向に、通信機器は進歩してきたのである。
そして、その両方を満たす利点から、電話という通信機器は、現代、一生を風靡することになったのだ。